「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル著、神崎朗子訳より

睡眠時間を十分とる、ストレスはよくない、お菓子の代わりにナッツを食べるなど、ありきたりのことしか書いていなかったり、気安め自己啓発本のような内容なので前半はパラパラめくりながらとばし読みしていた。
心理学実験が具体的に書いていないので、実験に正当性があるのかもわからない。
例えばチンパンジーと人間に2つのおやつをすぐにもらうか、6つのおやつを2分後にもらうかという実験。
どうやってチンパンジーにあとでもらえることがわかるようにしたのか、人間はおやつ(ごとき)にそんなにどん欲なのか?(自分がそうでないからそう思えない。)
タバコはニコチンによる薬物中毒なので、意志の問題だけではやめられないのに、タバコの事例をいくつか出してくるので、信頼性がない。
などはあるが、後半ちょっとしたいいことも書いていた。

(「どうにでもなれ効果」ちょっとつまずくと、大きな失敗でないのに、自分を責め、自制心や希望をなくし、転げ落ちてくいくことーについて)
「意志力を強化するには自分にもっと厳しくするしかないと思っているかもしれませんが、そう考えるのはあなただけではありません。しかし、それはまちがいです。数々の研究でも明らかになっているとおり、自己批判はつねにモチベーションの低下や自己コントロールの低下を招きます。また、自己批判はうつ病の最大の予兆であり、うつ状態では「やる力」や「望む力」が失われてしまいます。これに対し、自分への思いやりー自分を励まし、自分にやさしくすることーは、やる気の向上や自制心の強化につながります。」

「自分を許すことで失敗から立ち直れる理由のひとつは、自分を許すことによって恥の意識や苦しみに苛まれることなく、事実をありのままに見つめられるようになることです。どうにでもなれ効果は、失敗したあとに感じる嫌な気持ちから逃れようとする反応ですが、そもそも罪悪感や自己批判に悩まされなければ、逃げる必要もありません。そうすると、どうして失敗したかにつついて考えるのがラクになり、同じ失敗を繰り返さないようになります。
 それとは逆に、自分は何をやってもダメなどうしようもないやつだから失敗したんだ、などと思ったりすれば、自分のことをどんどん嫌いになるだけです。そうすると、失敗から学ぶどころか、自分の苦しみを和らげるだけで精一杯になってしまいます。」

「変わろうと決心すれば、私たちはたちまちほっとした気分になり、自制心を取り戻すことができます。あんな失敗をしたのは自分だなんて思うのはよそう、これまでとはまったくちがう自分になるんだから、というわけです。
 変わろうと誓いを立てた私たちは、希望に満たされます。(中略)
 変わろうという決心は、目先の欲求を満足させるには効果的ですーまだ何ひとつなしとげていなくても、いい気分になれるのですから。(中略)
 それで挫折しそうになると、変わろうと決心したときに感じた興奮はすっかり消え失せ、失望と不満でいっぱいになります。(中略)
 この時点で、多くの人は努力をやめてしまうのです。」

(将来の多くの報酬より、目先の欲求、報酬を多くのひとがとるという実験から)
「将来の報酬に対する割引率が高い人たちほど、自己コントロールに関してさまざまな問題を抱えやすくなります。(中略)つねに「いま」しか頭になくて、時間などどうでもいいと言わんばかりです。将来よりも現在のほうがはるかに大事なら、欲求の充足を先延ばしにする理由などありません。そのような考え方を避けるためにも、私たちは将来を大事に思う必要があります。」

「フェイスブックという目先の快楽に負けないよう、アミーナはそれを自分の最大の目標に対する脅威として位置づけました。思わずフェイスブックに見入ってしまいそうなときには、自分にこう問いかけます。「こんなことやって、医者になれなくてもいいわけ?」そう思うと、そのままだらだらと時間を無駄にすることはできなくなりました。」
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by mt_pineart | 2016-07-24 17:05 | 本の抜き書き | Comments(0)

「贋作ってなに?」美術手帖2014年9月号より

「同時代美術における批評的営為と再生産ー追悼エレーネ・スターテヴァント」大森俊克より

「スターテヴァントのこうした盗用の幅広さは、ウォーホルの63年の以下のような発言を想起させる。「なぜひとつの様式がほかのそれよりも優れているといえるのでしょうか。なにかを放棄したという感情を抱かずに、来週には抽象表現主義者、ポップ・アーティストや写実主義者になることが可能となるべきです。」」

「一見して謎めいた彼女の表現に、美術史という学問の変質の契機をみてとったのが、美術史家のトマス・クロウである。クロウはあるコレクターの開いたパーティーの一幕を例に出す。招待客たちは、ウォーホルとステラの作風を模したスターテヴァントの「贋作」がコレクターの自宅に飾られていても、それらが本物だと思い違いをしている時点では作品を語ろうとしない。しかし、それらがスターテヴァントによるものだと明かされると、彼らは嬉々として「美術」やミメーシスの問題を議論しはじめる。この逸話は、美術が視覚性それ自体ではなく、語られる「概念」に比重を置く表現であることを物語っている。このコレクターはさらに美術の概念的な属性を、テレビやラジオに関する議論を共通項として、美術は「メディア」の一形態に近づき、美術史という学問も「メディア論」へと同化したという時代性が、スターテヴァントの作品によって体現されている。」
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by mt_pineart | 2016-07-19 01:22 | 本の抜き書き | Comments(0)

二本足

やきもので二本足をつくっている。
この方法でいいのかどうかわからないが、この前野焼きした3体は割れることはなかった。
足からひもを積み上げてちょっとずつ乾燥させて、また積み上げる。


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by mt_pineart | 2016-07-14 20:21 | 制作中 | Comments(0)

四つ足の焼きもの

やきもので四つ足を初めて作った。
ひっくり返して下から作ってみた。
さらにひっくり返して粘土のひもを積み上げていくときに結構動くので、足が何度も折れた。
胴体下部もヒビだらけ。
足を切断して胴体を作ってから、足をつけることにした。
誰かに教えてもらったわけでも、きいたわけでもないので、これでいいのかどうかはわからない。


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by mt_pineart | 2016-07-14 10:02 | 制作中 | Comments(0)

ハンナ・アーレントとハーヴェイ・ミルク

最近見たDVD

「ハンナ・アーレント」
ユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントが世界的スキャンダルを巻き起こしたナチス戦犯の裁判レポート。

「ハーヴェイ・ミルク」
ゲイを中心として、社会的弱者の権利獲得を訴えたサンフランシスコの市政執行委員ハーヴェイ・ミルクの活動の軌跡を描いたドキュメンタリー映画。
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by mt_pineart | 2016-07-10 23:49 | 映画 | Comments(0)

アート大阪2016

大阪のホテルアートフェアに出品します。
みうらじろうギャラリーの部屋です。

2016 年7月2日(土)ー3日(日)
プレビュー7月1日(金)
ホテルグランヴィア大阪26階
http://www.artosaka.jp/jp/



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いきものカード(猛虎図)
creature card (fierce tiger)
紙、水彩
watercolor on paper
15.0×10.0cm
2016

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by mt_pineart | 2016-07-03 15:00 | artfair | Comments(0)