西武渋谷「SHIBU CULTURE」展中止後に美術画廊担当者に話を聞きに

2011年2月6日に、3月12日からはじまる「激凸展」の打ち合わせで、アンシールコンテンポラリーに行きました。
12時から5時半までかかりました。
その後、日曜日に開いているギャラリーに行きました。
原宿から、表参道、渋谷へと歩いて移動しました。
靴擦れして、足が痛くなり、雨が降ってきました。
帰って体重計にのったら2㎏減っていました。

渋谷のハチ公前交差点で、西武渋谷店がすぐそこだと気づきました。
ここまで来ているのだからと、美術画廊に寄ってみました。
美術画廊の担当の方がいたので、お話しました。
話は長時間になってしまいました。

以前電話で聞いた話で知っている範囲で書いた、前回のブログとは違う部分もあります。
私の考えも書いているので、前回の記事は残しておきます。

今回の件の経緯として改めて聞いたことです。

あるところに、ある個人から、今回の展覧会は百貨店の展示に似つかわしくない、という苦情があった、と西武渋谷店の店幹部から、美術画廊に伝えられました。
あるところ、とは私がぼかしているわけではなく、美術画廊が店幹部から聞いたときにそういう表現だったということです。
店幹部と美術画廊は、対応を検討しました。
はじめは、そのまま続行しようという考えもありました。
その後、店幹部の方から、どの作品について言われているかはわからないが、言われているものに当たるのではないかと思われる作品を推定して、その作品を外し、壁面の仕切りをし、画廊前面部分のみでの展示に展示替えをしました。
2月1日の昼過ぎのことです。
そうなると、出品作家として名前が出ている方で作品がない方もいる状態となりました。
展覧会として全体で企画されたものを、不完全な状態で展示するくらいであれば、中止にしようと、中止を決めました。
全体としての展覧会であるので、それを曲げて展示するということなら、中止にしようという判断だったようです。
理由はどうあれ、結果的には中止ということに変わりはありません。

2月1日夜、電話で各作家に中止になったことと、その理由についての電話がありました。
その内容と2月6日に聞いた話では齟齬がありますが、それについては後述します。

次の日、美術画廊は店幹部から、あるところとは本社であるということを聞かされました。

マスコミからの取材の対応は、広報部がすることになっていて、美術画廊の方が直接取材に答えたくても、対応はすべて広報に回されるということでした。

今まで西武渋谷店では照沼ファリーザの展示もしています。
AV女優でセルフヌードを撮っている写真家です。
そのときには美術画廊に、苦情があったそうです。
美術画廊、店に苦情があった場合は、美術画廊の担当者が対応し、お話をし、展示作品を撤去したり、展覧会を中止にするということはなかったそうです。

今回の件は、本社に苦情があり、渋谷店、美術画廊というように伝えられたために、中止ということになったようです。
直接お客さんから、画廊、店舗の方に苦情があった場合は、直接お客さんと対応できますが、本社に苦情があった場合はそれができません。

2月1日夜に電話で聞いた話は、以上の内容とは少し違うものでした。
それは、美術画廊担当者がその段階では、苦情が本社からものであったということを知らなかったということ、美術画廊担当者がわからないながらも、作家に説明しようと推測で言ったことが、原因だったように思われます。
その説明が、その後のマスコミの記事の内容と違いを生むこととなり、混乱した情報となることになりました。

電話で聞いた理由の内容です。
ある個人から、ある公共の団体に苦情が入り、その団体から渋谷店に苦情が来た、その団体がどこかは言うことができない、というものでした。

実際は本社から苦情が伝えられたものを、店幹部からは美術画廊担当者が知らされていないために、推測を交えて、ある公共の団体からという話になってしまったようです。
知らされていないので、その団体がどこかは言うことができない、ということになったようです。

6日に直接会って話したときに、団体の名前を出したくないために、そのように言っているのではないかと、何度も問いました。
他の話の内容と整合性から、他の話についてもぼかそうというつもりで話しているのではないと思いました。

都条例との関連の話についても聞いたと、ツイッターで書いた出品作家もいたようです。
それも、美術画廊担当者が電話で作家に中止の理由を説明したときに、そういうこともあるかもしれない、というようなことを推測で言ったようです。

推測でいろいろなことが書かれる元が、もともとの発信の方の推測にもあったのです。

広報部がプレス対応で話したことがネットなどのニュースになった内容は、その通りではないかと思います。
作家が電話ではじめに聞いた話をツイッターなどに書いたこととの食い違いは、そういうことです。

今回の展覧会中止の件については慢心があった、と美術画廊担当者は言っていました。
今まで、そのような表現の展覧会があったときには、ここまでの反応はなかったということ、美術画廊、百貨店に苦情があったときには中止になどすることなく対応できたが、本社に苦情が行くことはなかった、想定していなかったということ、ゾーニング、美術画廊内の断り書きや仕切りなどについて考えていなかったこと。

(この項つづく・・・のか・・もういいかげんパソコンの前から離れて制作に戻らなければ・・・続けないかも)
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by mt_pineart | 2016-01-29 19:40 | 制作について | Comments(0)

西武渋谷店「SHIBU CULTURE」展を見て

展覧会は、出品作家の人数も多く、たくさんの作品がひしめき合っているような状態でした。

展覧会を見に行ったときに、渋谷の別の展覧会場で中村ケンゴさんと、偶然出会いました。
知り合いの美術家が出品しているので、西武渋谷に行く前に寄りました。
Gallery Consealにて、「Cun cun」展という展覧会です。

ケンゴさんが、こっちの方が渋谷でのサブカルチャーをテーマにした展示をしてるよねえ、と話していました。
その後、トーキョーワンダーサイト渋谷の「荒川智則個展 presented by カオス*ラウンジ」と「わくわくSHIBUYA coordinated by 遠藤一郎」に一緒に行きました。
また、こっちの方が・・・。
西武渋谷に出品している作家で、こちらに出品している作家もいました。
同じような作品でも、発表の仕方、文脈によって変わってきます。
現代美術としての発表、読み込みということもできます。

西武渋谷店での展覧会は、前述の展覧会のように企画されたものとは違いますので、現代美術のフィールドで発表している作家には違和感があることは確かでした。
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by mt_pineart | 2016-01-29 19:38 | 展示風景 | Comments(0)

西武渋谷店「SHIBU CULTURE」展中止の後

(2011年2月6日に西武渋谷店に行き、美術画廊担当者に改めて話を聞いてきました。
 その内容と違う部分が以下にありますが、これはこれで残しておきます。
 2月6日の話はこちらです。
  http://pineart.exblog.jp/14875127/)


ネットや新聞のニュースにもなり、展覧会中止について、多くの人が知ることとなりました。
いろいろな推測や誤解も書かれていますので、私の関わっている範囲で、書いていこうと思います。
あくまでも、私の知っていることや関わっていることから書くということにすぎない、という前提で読んでください。

展覧会中止の知らせがあったのは、2月1日夜のことです。
美術画廊の方は、私に一番はじめに電話したということでした。
中止になったことによって、これから見に行こうという方に、早く知らせた方がいいとツイッター、ブログ、mixi日記にすぐに書きました。
西武渋谷の担当の方からも、その旨がありました。
メールで展覧会の案内も送っていたので、全員にメールで展覧会中止のお知らせ、を送りました。
メールソフトとサーバーの調子が悪く、途中から送ることができなくなり、次の日までかかりました。

展覧会を中止になったことを知らずに、展覧会場に行く人が出てくることを、まずは心配しました。
私にとっては、それがまず一番の問題でした。
実際、恐れていたとおり、朝一で展覧会に行き、そこで中止になったことを知ったという方からメールの返信がありました。

中止の経緯について聞いたことは、中村ケンゴさんがツイッターに書いたとおりです。
ケンゴさんとは電話で情報の確認と今後の姿勢について話しました。
聞いたことを書くことによって、憶測を広めないものにしたいので、ツイッターに理由を書くということでしたので、そこは任せました。
その段階では、西武渋谷の担当の方から、中止になったことと、理由について書き込みがあるかもしれないと思い、私はそれから考えようと思いました。
また、聞いた話を書くだけでは、不明な情報もあり、またさらに憶測を呼ぶのではないかと思いました。

電話で担当の方から中止を聞いたときに、私には驚きも、怒りも憤りもまったくありませんでした。
そんなこともあるだろうなあと思いました。
今でもそうです。

私にとってはこのような経験は初めてではないのです。
展覧会自体が中止にまでなったということはありません。
出品拒否になった展覧会場の駐車場にトラックで乗り付けて、その中で展覧会をしたこともあります。

今回の件は、百貨店での展覧会だったということです。
百貨店によってそれぞれ違いますが、裸をモチーフとした作品を出品できないというところもあります。
不特定の買い物に来たお客さんが、展覧会を見ることを目的に来たわけではなく、ふらっと立ち寄ることも考えられます。
むしろそちらの方が多いかもしれません。
そのためどのような作品でも展示できるということではありません。

百貨店は、お客さんからの意見には従うことがよくあります。
それが複数であるかとか、重要な顧客であるとか、団体であるとかないとか、強いとか弱いとかには関係がありません。
一人のお客さんが苦情を言うことで、展示作品が引っ込められるということはあります。
性的な作品に限らず、怖いとか、気持ち悪いとか、その他どのような理由でも同じだと思います。
それは百貨店に限らず商業施設ならありうることです。
美術画廊に限ったことでもないと思います。
ですから、どの作品がとか、誰が言ったとか、ということにはあまり意味はないのです。
どの作品でも、誰が言っても、同じような結果になるのです。

ですから、私は今回の件が広まることによって、そういう目で百貨店で見に来る人がいる可能性があるのではないかと危惧します。
他人事として、ネット上で盛り上がることには、異をとなえます。

中止になったことよりも、そちらの方がうんざります。
都条例との関連で書いている方もたくさんいます。
それとは関係ありません。
このようなことは今に(都条例が決まってから)始まったことではないのです。

都条例や表現の自由など、今回のことと直接的に関係ないことを、関係あるかのようにして、人の褌で相撲をとっている人も多く見かけます。
それはそれで、それぞれで、別のところで、書くなり話すなりしてはいかがでしょうか。

百貨店での展覧会だったということで、美術館やギャラリーの展覧会での話ということではありません。
美術館やギャラリーでも、作品撤去、展覧会中止ということは今までもあります。(私がということではありません。)
最近もありますし、歴史的にもあります。
それはそれでまた別の話です。
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by mt_pineart | 2016-01-29 19:34 | 制作について | Comments(0)

西武渋谷店「SHIBU CULTURE」展出品の経緯

ネットや新聞のニュースにもなり、展覧会中止について、多くの人が知ることとなりました。
いろいろな推測や誤解も書かれていますので、私の関わっている範囲で、書いていこうと思います。
あくまでも、私の知っていることや関わっていることから書くということにすぎない、という前提で読んでください。

私が出品することになった経緯です。
私が個展などで発表している、ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートから伊東明日香さんが、「SHIBU CULTURE」展に出品することが先に決まっていました。
その打ち合わせに行った、ギャラリースタッフから、うちのギャラリーには松山賢もいます、という話から、私に出品しませんかという依頼が来ました。

展覧会の趣旨としては、サブカルをテーマとした展覧会、ということでした。
私は美術家ですので、サブカルをテーマとした展覧会、ということはサブカルをテーマとした作品の展覧会だと解釈していました。
サブカルそのものの展覧会とは考えませんでした。
サブカルチャーとメインカルチャー、ハイアートとローアート、の話になると話が大きくなるので、ここでは書きません。
展覧会を主催、企画した美術画廊の方は、そこまでは考えてないと思います。

出品作家については、GEISAIやデザインフェスタに出品している若い方々が多いというように聞きました。
イラストレーションや関節人形もあるということで、私が考える、サブカルをテーマとした作品というものとは違うものもあるとは思いました。
その境界線は曖昧なところもあり、また発表の仕方、文脈によって、ハイアートへの読み込みもありますので、全く違うということも出来ませんし、可能性もあります。

このような展覧会に出品することには躊躇するところもありました。
私の作品はサブカルチャーではありませんし、サブカルをテーマとした作品というわけではありません。
過去にはサブカルをテーマ、モチーフとした作品はありました。
いろいろな方の目に触れる機会の一つとして捉え、また取り扱いギャラリーからの話ということもあり、参加することにしました。


その後、西武渋谷店美術画廊の方から電話がありました。
私の作品と、他の作家、作品とのバランスから、誰か作家を紹介してもらえないか、ということでした。
関本幸治さんと中村ケンゴさんを紹介しました。
関本幸治さんは、人形や背景なども作って撮影した写真作品を制作しています。
中村ケンゴさんは、マンガの吹き出し、手塚治虫のその他大勢の登場人物のシルエットを使った作品を制作しています。

もう一人、音楽をテーマ、モチーフとした彫刻作品を制作している人を紹介しましたが、西武渋谷の方は違うと思っているようでした。
音楽はサブカルチャーの大きなジャンルの一つですが、ヴィジュアルとしてのサブカルチャーについて考えているようでした。

中村ケンゴさんからは、出品を躊躇するという、私と同じような反応もあり、相談を受けました。
断ってもいいんだよ、と言いました。
他の方々は小さい作品ばかりのようでした。
私と関本さんとケンゴさんは、大きい作品を出品するので、3人での展示というのもなかなかないことですし、それが実現できるということはおもしろい、という話をしました。
展覧会では、奥の部屋に3人と伊東さんの大きな作品が並ぶ展示になりました。
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by mt_pineart | 2016-01-29 19:24 | exhibition | Comments(0)

渋谷西武でグループ展

「SHIBU Culture」

2011年1月25日(火)−2月6日(日)
午前10時ー午後8時(木金土、ー午後9時)
西武渋谷店B館8階美術画廊
03−3462−3485

出品作家、作品はこちらを
https://www2.seibu.jp/wsc/020/N000039299/0/info_d

サブカルチャーをテーマとした20名ほどのグループ展です。
大作3点と小品1,2点、新作2点展示します。

新作の写真です。
線を盛り上げているものと、線を彫っている作品です。
実物を見ないとなかなかわかりにくいです。


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「盛りガール(G.M.)」
油彩、綿布、パネル
72.7X60.6cm(F20)
2011


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「彫りガール(G.M.)」
油彩、パネル
72.7X60.6cm(F20)
2011






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by mt_pineart | 2016-01-29 19:17 | exhibition | Comments(0)

FACES and HEADS 2016

みうらじろうギャラリーでのグループ展に出品します。
水彩画など2,3点展示の予定です。

FACES and HEADS 2016

2016年1月29日(金)~2月14日(日) 
午後12時~午後7時 
月曜・火曜休

オープニングレセプション:2016年1月30日(土)午後5時~午後7時

出展予定作家:井桁裕子、大寺史紗、伽井丹彌、倉田明佳、くるはらきみ、佐久間友香、佐竹龍蔵、冨田淳、永瀬武志、濱口真央、ひらのにこ、平野実穂、松山賢、丸山恭世、山本タカト(五十音順)

みうらじろうギャラリー
http://jiromiuragallery.com/

1月30日のオープニングレセプションにはいます。




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by mt_pineart | 2016-01-26 21:05 | exhibition | Comments(0)

「いきものカード(猿候図)」油彩



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「いきものカード(猿候図赤赤)」
 油彩、キャンバス
 53.0×33.3 cm (M10)
 2015
"Creature card (picture of ape red red)"
  oil on canvas






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「いきものカード(猿候図紫桃)」
 油彩、キャンバス
 45.5×33.3 cm (P8)
 2015
"Creature card (picture of ape purple pink)"
  oil on canvas






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「いきものカード(猿候図青橙)」
 油彩、キャンバス
 45.5×33.3 cm (P8)
 2015
"Creature card (picture of ape blue orange)"
  oil on canvas





展覧会に出品しています。
2015年12月30日(水)ー2016年1月18日(月)
午前10時~午後8時
(1月1日休み、1月2日午前10時~午後7時)

「祥瑞図(Show‐zui‐zu)」

日本橋髙島屋美術画廊X
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event3/index.html#event3_7

出品作家
AKI INOMATA・植葉香澄・笠原 出・加藤正臣・上出惠悟・北川宏人・金 理有・高村総二郎・田中 武・土屋仁応・中村ケンゴ・フジイフランソワ・松浦浩之・松山 賢
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by mt_pineart | 2016-01-03 17:22 | works | Comments(0)

作品写真「日の出」


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「日の出2」
油彩、キャンバス
53.0×53.0 (S10)
2015
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by mt_pineart | 2016-01-01 12:26 | works | Comments(0)