バルテュスへのオマージュ展ギャラリートーク

バルテュスへのオマージュ展でギャラリートークをします。
お相手の横山宏さんは、2015年にバルテュスの妻、節子さんの講演の司会として登壇しています。

トークショー「バルテュスを語る」
5月27日(土) 午後4時〜午後5時30分
横山 宏(イラストレーター、モデラー) x 松山 賢(美術家)
参加費1,000円/要予約/1ドリンク付き
ご予約はこちらからお願いします。
info@jiromiuragallery.com


私の話は、資料画像を投影しながら、
・今回出品作品のバルテュスからの引用、援用の元ネタとそこから見えるバルテュス作品の特徴

・バルテュスが影響を受けた画家と引用元
・絵画の構成要素(とくにモチーフの発見)
・変態と人権
・日本における受容と影響
の予定です。



Bへのオマージュ
2017年5月19日(金)~6月4日(日) 
午後12時~午後7時 月曜・火曜休
みうらじろうギャラリー
http://jiromiuragallery.com/







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長椅子と鏡と猫と裸婦
a couch, a mirror, a cat and nude
53.0cm×45.5cm
oil on canvas
2017










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# by mt_pineart | 2017-05-29 11:41 | トーク | Comments(0)

バルテュスへのオマージュ展

バルテュスへのオマージュ展に油彩4点出品します。
2017年5月19日(金)~6月4日(日) 
午後12時~午後7時 月曜・火曜休
みうらじろうギャラリー
http://jiromiuragallery.com/

孤高の画家バルテュスが亡くなって16年、2014年の回顧展でまたその業績に光が当てられました。バルテュスを敬愛し、その神秘性に影響を受けた作家も少なくありません。今回、油彩、日本画、鉛筆。ペン、写真といった平面作品だけでなく、立体作品も加えた多様なメディアの作家13名が、それぞれの想いを込めたオマージュ作品を展示いたします。

出品作家:
綺朔ちいこ、川邊りえ、くるはらきみ、児嶋都、こまつたかし、佐久間友香、須川まきこ、丁子紅子、成田朱希、原久路、町野好昭、松山賢、横山宏

オープニングレセプション:5月19日(金)午後7時ー9時

トークショー:5月27日(土) 午後4時~午後5時30分
横山 宏(イラストレーター、モデラー) x 松山 賢(美術家)
参加費1,000円/要予約/1ドリンク付き


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長椅子と猫と裸婦
a couch, a cat and nude
53.0×42.0cm
oil on canvas
2017






4点とも、バルチュス作品のモチーフから部屋の中の裸婦の全身像、長椅子とクッション、鏡、猫、壁紙の模様、市松模様を引用しました。主に緑系とポイントとして赤の補色対比の色彩、光があたった強いコントラストの影、三角形の構図、こちらを見ることはなくどこを見ているかわからない人物の視線を参照しました。






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# by mt_pineart | 2017-05-20 13:48 | exhibition | Comments(0)

怪人カードの誕生

いままでの「動物カード」「いきものカード」は「怪人カード」としてはじまったものの一部でした。
そして、いよいよ「怪人カード」がはじまったのです。


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怪人カード(土器怪人カエン)
45.5×33.3cm (P8)
キャンバス、油彩
2014
supervillain card (Earthenware supervillain Kaen)
oil on canvas



日本美術史を参照、援用した怪人です。
縄文土器の火炎式土器が怪人となったものです。
炎につつまれ焼かれて土器、怪人となります。
その炎は中世の絵巻、不動明王図などから来ています。





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怪人カード(土偶怪人シャコウ)
油彩、キャンバス  
45.5×33.3cm (P8)
2014
supervillain card (earthen figure supervillain Shako)
oil on canvas



縄文時代の遮光器土偶をモチーフとした怪人。
背景は平安時代の浄土教美術の阿弥陀来迎図 に由来したもの。
まぶしい光を遮光器で遮っています。




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怪人カード(土偶怪人カックウ)
53.0×45.5cm(P10)
キャンバス、油彩
2014
supervillain card (Earthen figure supervillain Kakku )
oil on canvas



北海道で発掘された国宝の中空土偶がモチーフです。
発掘された
南茅部の「茅」と、中空土偶の「空」をとって「茅空(かっくう)」と呼ばれています。
土偶の文様は入れ墨を表現したものと考えられています。
盛りあがった部分は、皮膚に傷をつけたケロイドを利用して瘢痕文様としています。
原始的な風習の身体装飾です。
背景は漆の技法の金銀砂子を参照しています。
その宇宙のような空間から飛来した怪人です。







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# by mt_pineart | 2017-05-16 13:35 | 制作について | Comments(0)

新宿髙島屋美術画廊で個展「縄文怪人土偶怪獣」

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松山賢個展
「縄文怪人土偶怪獣」

6月7日(水)ー 19日(月) 
会期中無休 
午前10時ー午後8時、金土は午後8時30分まで、最終日は午後4時閉場
新宿髙島屋10階美術画廊
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/event3/

ギャラリートーク

6月10日(土)午後4時ー5時 新宿髙島屋美術画廊

工藤健志(青森県立美術館学芸員)×松山賢  




このたび髙島屋では『松山賢展 縄文怪人土偶怪獣』を開催いたします。
松山賢はこれまでシミュレーショニズムやサンプリングといった手法を用
いながらも独自の解釈で「抽象ガール」「風景ガール」「写真の絵」「絵の具
の絵」などその都度批評性を孕んだ作品で精力的な発表を続けています。
岡本太郎氏が1952年に『みずゑ』誌上で「四次元との対話――縄文土器論」
を発 表以来、いまや日本文化のルーツとして、また日本美術史の源流とし
て認識される縄文文化。今展では「縄文怪人土偶怪獣」と題し、松山賢が日
本人の根源的美術表現としての「縄文」をテーマに制作した油彩・アクリル
の平面作品に加え、野焼きによる立体作品まで近・新作を一堂に展観いたし
ます。
「いきものカード」「動物カード」「怪人カード」に続く怪人怪獣大百科を
どうぞご高覧ください。

髙島屋美術部



人間は意識の深いところにひそむ「本質」、「根源」に触れられることを忌み嫌う存在と言える。その嫌悪は社会に登録した「わたし」に隠された「もうひとりのわたし」が呼び覚まされる感覚に基づくもので、松山賢の作品と接した時に感じる得体の知れない奇妙な印象もその辺りに由来するように思う。女と男、異形の者、そして動物など松山が扱うモチーフはすべてある種の普遍性を持つがゆえに一方で個々の多様な欲望を飲み込んでいく。松山は頻繁にモチーフの模写、模刻を行うが、それはモチーフの根源を見極め、創造のインスピレーションを召喚するためのプロセスと言えはしないか。無意識の中にある封印された「人間」の記憶。人類の精神史を遡り、あるいは人間の過去に及んで、その深淵を導き出し、現代のイメージとして定立させていく松山。平面、立体を問わずその作品は常に、自我によって封じ込められている無意識的な抑圧への気づきを見る者に誘発する。作品と対峙する人それぞれの心の深層を意識化させるための「鏡像」として松山作品は機能するのだ。
 今回の展覧会では「縄文」、「怪人」、「土偶」、「怪獣」といったキーワードが並び、現代日本人のルーツとされる「縄文」と成人のルーツたる「子供」が等価の着想源となっている。例えば縄文土器の文様を人間の身体や異形の者に引用した表現に、かつての子供たちが夢中になった『図鑑』、『大百科』のカタログ的フォーマットや、今も子供たちを魅了する「カード」の形式を交差させた連作などは、我々の記憶の奥底にある情景をどこまでも刺激していく。とは言え、単に「懐かしさ」を煽るものではなく、作品は現在を侵食する異物として我々の前に立ちはだかる。個性が注意深く消し去られ、遍く一般化されたモチーフはまさに「精緻」という形容がふさわしい描写を伴うが、モチーフをデペイズマン的に組み合わせたり、それぞれに強い意味を持つ文様をある時は背景に、またある時はモチーフを融解させてオールオーヴァーな構成をとったりしながら様々な魔術的効果を発揮させていくのだ。ジャンルを横断して同一コンセプトの作品が制作される点からは絵画、彫刻といったメディアそのものに対する批評性も読み取れるが、まず何よりもひとつのイメージが複雑かつ多様な意味を孕み、見る者それぞれの視点によっていくつもの「未知の記憶/感情」をまるで映像のようにフラッシュバックさせていくことに、松山作品の特質と魅力はあるように思う。

工藤健志(青森県立美術館学芸員)


この展覧会は7月に日本橋髙島屋、8月に大阪髙島屋に巡回します。






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# by mt_pineart | 2017-05-15 13:24 | exhibition | Comments(0)