カラー・ミー・ポップ 松山賢 |
「絵の具の絵(カラー・ミー・ポップ)」
油彩、キャンバス
145.5×145.5cm (S80)
2014
“paint painting (color me pop)”
oil on canvas
カラー・ミー・ポップ
松山賢
2014年8月27日(水)ー9月8日(月)
高島屋新宿店10階美術画廊
午前10時ー午後8時(最終日は午後4時まで)
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/event3/index.html
今回の個展では、皿に置いた絵具を描き、その絵具で背景を塗っている「絵の具の絵」、モチーフの上、あるいはモチーフ以外の上に模様を盛り上げたり、彫ったりしている「模様の絵」、アクリル板に描いた「カラー・ミー・ポップ」など、10cm四方の小品から2mの大作まで、およそ50点の作品を展示します。
日本橋髙島屋美術画廊Xでの個展に新作の大作を追加します。
作品写真をひとに見せると、これは絵ですか?写真ですか?とよく訊かれる。はじめの頃は絵です、と答えていた。その度に「エーッ !?」と驚かれる。心の中で「絵ーっ !?」と駄洒落が思い浮かぶ。何度も訊かれるようになると、これは写真です、と答えるようになった。絵を撮った写真です、と。何の疑いもなく絵だと思っているが、作品集、画集というものは全て写真集なのである。
絵画に描かれているモチーフは、そう見えるように絵具を画面に置いたものである。写真のように見えるように、絵具を混ぜて色をつくり、細かく筆を運んだり、ぼかしたりしているものが表面に見えている。
写真のように見えるように描いた絵は、絵画面の表面にすぎない。表面であるということを明らかにするように、その上に模様を盛り上げたり、彫ったりしている。